2018年01月12日

今月の鳥「オオマシコ」

日本野鳥の会が発行する「ワイルドバード・カレンダー」に
掲載されている野鳥について紹介します。

2018年1月の鳥は「オオマシコ」です。

1月_オオマシコ.jpg
撮影:井坂 瑞  撮影地:長野県上伊那郡

霧氷の中にたたずむ赤く美しい鳥はオオマシコ。
ロシアで繁殖し、冬季は主にモンゴル・中国東部や朝鮮半島で冬を越す渡り鳥です。
東日本では冬の間に山間部の林でまれに見ることができますが、西日本や東日本の低地ではなかなか目にすることはできません。
雄の成鳥は写真のように鮮やかな紅色を身にまとい「憧れの野鳥」と出会いを夢見る
バードウォッチャーも多い人気の野鳥です。

数多くの野鳥観察経験のある日本野鳥の会Fレンジャーも、オオマシコにあこがれ、やっと観察できたその一人。Fレンジャーにオオマシコと出会ったときの感想をインタビューしました。

オオマシコを観察する前のイメージは?
「若いころから赤い鳥が好きで、ベニマシコ、ハギマシコ、ベニヒワ、イスカには出会えましたが、その後幾度となく雪山の中で挑戦するも、深紅色のオオマシコにはなかなか出会えませんでした。深紅色の堂々とした姿をこの目で実際に見てみたかった。」

念願の観察ができたときの感想は?
「長野県の雪山の中で念願のオオマシコ雄にやっと出会えました。雲ひとつない冬空の下、一面真っ白な山道沿いに数羽のオオマシコの群れがヤマハギの実を食べていました。大きく真っ赤な姿は、銀世界の中に際立っていました!」
憧れの存在だったせいか、出会いの感動もひとしおだったようですね。ちなみに私もこの冬にオオマシコとの出会いを求めて秩父に行ってきましたが、あっけなく振られてしまいました・・・
数多くのバードウォッチャーを魅了するオオマシコ。あなたの憧れの野鳥はなんでしょうか?
***

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日本野鳥の会ワイルドバード・カレンダー。
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posted by 野鳥ひなこ at 12:54| 今月の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月15日

今月の鳥「ユキホオジロ」

日本野鳥の会が発行する「ワイルドバード・カレンダー」に
掲載されている野鳥について紹介します。

2017年12月の鳥は「ユキホオジロ」です。

dec_yukihoojiro_low.jpg
撮影:川上幸男/撮影地:北海道茅部郡

青空の下、雪原の草にとまるユキホオジロ。
黄色いくちばしと、ほお紅をつけたような模様がかわいらしい小鳥です。
国内では、主に冬の北海道で見られる渡り鳥ですが、
飛来数はその年によって違いがあるようです。

日本野鳥の会のレンジャーが常駐する
北海道根室市の春国岱原生野鳥公園は、
冬になると、ユキホオジロが観察できる場所のひとつ。
そこで、春国岱のレンジャーに、ユキホオジロについて教えてもらいました。

Q:春国岱でユキホオジロが見られる時期はいつごろですか?

A:例年11月中旬〜3月中旬ころです。
この冬は11月中旬に観察され、2羽〜15羽程度の群で見られましたが、
それ以降はまだ見られていません。
この季節になると今日は来るか来るかと、毎日やきもきさせられます。

Q:ユキホオジロの魅力とは?

A:春国岱の砂丘に自生するハマニンニクの実をついばんでいる様子が
よく目撃されます。
ちょうど写真のように、ハマニンニクの穂先にちょこんと乗ると、
自分の体の重さで穂先がしなり、
ブランコに乗っているみたいでかわいいです。
時に、数時間もねばってやっと出会えた方は、とても満足そうないい顔をしています。
大の大人をとりこにさせて幸せをもたらしてくれるユキホオジロは、
パワーがあるなあと感心してしまいます。

…なるほど、バードウォッチングを楽しむ方々でも、
なかなか簡単には見ることができない鳥なのですね。
かわいらしい見た目やしぐさで人の心つかみ、
また会いたいと思う人たちをやきもきさせるユキホオジロ。
どうやら小悪魔的な鳥のようです。

春国岱原生野鳥公園周辺で見られる野鳥情報は、
日本野鳥の会のレンジャーがfacebookで発信しています。
https://www.facebook.com/shunkunitai/
ユキホオジロ情報も載るかも!?
ぜひチェックしてみてくださいね。

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posted by 野鳥ひなこ at 14:54| 今月の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月09日

今月の鳥「ハマシギ」

日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに
掲載されている野鳥について紹介します。

今月の鳥「ハマシギ」
11月ハマシギ.JPG
撮影者:高橋良直 撮影地:北海道小樽市

シギチドリの仲間で、ロシアやアラスカ等で繁殖し、
日本や中国、東南アジア等で冬を過ごす渡り鳥です。

日本には、春と秋冬になると、海辺や干潟などで見る
ことができます。

毎年行われている調査(モニタリングサイト1000
シギチドリ類調査)で、毎年、シギチドリ類の中で確認
される個体数が一番多い種です。


カレンダーの写真は冬羽ですが、
夏羽のハマシギは、お腹の辺りが黒くなります。

私がこの鳥に初めて出会ったのはバードウォッチングを
始めた大学時代。先輩たちに干潟に連れていかれ、
夏羽のハマシギを見つけると、
先輩が「海苔弁いたぞ!」と言っていたことを
覚えています。

お腹に「海苔」をつけているように見えるので、
まさに「海苔弁当」そのものでした。
なので、バードウォッチング初心者の私でも
すぐに覚えることができた種です。


ハマシギは、集団で泥の中をつつきながら、
一定方向に移動しながら餌をとります。

近くで観察したり写真を撮りたい方は、
まずは遠くから移動している方向を見極め、
その方向に先回りしてしゃがんで待っていると、
ハマシギの方から近づいてきます。
うまくいくと、ハマシギに囲まれ、
とても幸せな時間を過ごすことができます。

ぜひ、お試しください。


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posted by 野鳥ひなこ at 09:49| 今月の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする