2021年10月05日

鳥取県の中学校に、ツバメの感謝状をお渡ししました

9月30日(木)に、NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部より、
ツバメの見守りに関して、伯耆町立岸本中学校に感謝状を贈呈しました。

伯耆町立岸本中学校

鳥取県の西部、伯耆町にある、岸本中学校には、
校舎に約130のコシアカツバメの巣があり、
その内、約50巣が今年、繁殖に使われていたようです。

コシアカツバメの写真はこちら⇓
https://www.birdfan.net/pg/kind/ord17/fam1702/spe170204/

30日(木)に、NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部の副支部長(写真、左)より
松原校長先生(写真、中央)に、見守りに対する感謝状を手渡しました。

田中副支部長、松原校長、篠原生徒会長.JPG

また生徒会長の篠原さん(写真、右)に、
日本野鳥の会発行の野鳥図鑑「フィールドガイド日本の野鳥」
全校生徒の皆さん分のパンフレット「ツバメのねぐらマップ」、「ようこそツバメ」を
お渡ししました。

校長先生は、「フンの問題はありますが、地域の方から寄せられる
『巣があってあたたかい学校ですね』という声に励まされてきました。
これからも見守っていきたいです。」
とお話しくださいました。

篠原さんによると、校舎からツバメが飛んでいる姿が見えて、
癒されることもあるそうです。
中学校の周辺は、水田や日野川があり、ツバメの子育てに適した環境。
今回をきっかけに、ツバメや自然環境に関心を持つ生徒が
さらに増えると良いなと思います!

当日は、いくつかの新聞社が取材に来てくださいました。
よろしかったらこちらもご覧ください。

・10/1山陰中央新報
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/101949
・10/2朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASPB16QCRPB1PTIB00D.html



posted by 野鳥ひなこ at 10:57| ツバメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月14日

ツバメを見守る輪_Vol.24_伯耆町立岸本中学校

NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部から、ツバメの巣を見守る中学校を
紹介してもらいました。

=======
伯耆町立岸本中学校は、鳥取県西部にある、全校生徒約200名の公立中学校です。
周辺には水田や日野川があり、ツバメの巣材やエサは豊富な環境のようです。

KIMG3572.JPG

こちらの中学校の4階建ての校舎の1階から4階には、
何と100を超えるコシアカツバメの巣があります。

日本には5種類のツバメの仲間がいますが、
コシアカツバメは、腰と目の後ろが赤褐色をしているツバメで、
春から夏に日本で子育てをし、西日本でよく見られます。
https://www.wbsj.org/activity/conservation/research-study/tsubame/whatis/
建造物の軒先などに泥を固めて「とっくり型」の巣をつくり、
集団で営巣することもあります。

アップ.JPG
▲校舎の外壁につくられたコシアカツバメの巣

近年は、エサとなる虫をとれる環境が減っていることや
巣がつくりにくい現代風の建造物が増えたことなどから、
子育てをできる環境が減少。
営巣地が限定されていることや営巣数が年々減少していることから、
「レッドデータブックとっとり」では絶滅危惧U類(VU)にも指定されています。

岸本中学校校長の松原先生は、
「フンの問題はありますが、発想を転換して、
地域でツバメの子育てを応援する活動に繋げていきたい」
と話されています。

=======
posted by 野鳥ひなこ at 14:18| ツバメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月03日

宮城県の直売所に、ツバメの感謝状をお渡ししました

7月31日(土)に、日本野鳥の会宮城県支部より、
ツバメの見守りに関して、いきいき交流センター大内に感謝状を贈呈しました。

いきいき交流センター大内

宮城県の南部地区にある、いきいき交流センター大内では、
フン受けや注意看板などを設置して、
建物のツバメの巣を見守っています。

31日(土)に、日本野鳥の会宮城県支部の支部長(写真、右)より
感謝状を手渡しました。

2021.7.31ツバメ感謝状2.jpg

代表理事の矢吹さん(写真、左)は、
「ツバメに普通に接していただけなのに、感謝状をいただき恐縮しています。
今後もこれまで通りツバメを見守ってい行きたいです。」
とお話しくださいました。

矢吹さんに、ツバメについてお話を聞きました。
「昔からこの地域では、益鳥であるツバメを大切にしてきた歴史があります。
また、いきいき交流センター大内は、農産物の産直市場であるため、
農業と関係の深いツバメが巣をかけることを好意をもって見てきました。」

「ただ、ここは商業施設なので、お客さんが嫌な思いをしないよう、
不潔感の無いようにということを心掛けています。」

施設では、小まめな掃除をされています。

贈呈の様子は、日本野鳥の会宮城県支部のFacebookでも紹介されていますので、
ぜひご覧ください。
https://www.facebook.com/wildbirdmiyagi1947/
posted by 野鳥ひなこ at 10:47| ツバメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする