2018年08月06日

都会の子育て事情… (と言ってもツバメの場合)

8月に入りましたね。
夏休みを取る方も、お仕事の方も、平成最後の夏をいかがお過ごしですか?

さて今回は、東京・代官山近くのツバメの子育てをご紹介。
この辺りは、東京イチ!と言っても過言ではない、おしゃれなエリア。
素敵なカフェ、季節を彩る最先端の洋服屋さん、
街を歩く人や自転車に乗った人たちもどこかキラキラしています。

ツバメの巣があるのは、
旧山手通りと駒沢通りがぶつかる交差点に面したビルの軒先。

tsubamedoori.jpg

tsubame3wa-thumbnail2[1].jpg

「おぉ!こんなところに」

ツバメの巣から3羽のヒナが顔を隠しています。


「うーん?でも、親ツバメはどこでエサになる虫を捕るのかなぁ…」
街路樹?
植え込み?
近くに公園とかが、あるかなぁ?

ちょっとグーグルマップをお借りして、周辺の航空写真を見てみましょう。

tsubameair.jpg
地図データ: Google

で囲った部分がツバメの巣があるビル)

検索をした地図を見ると、ツバメが巣を作ったビルの裏に緑色の部分が。
旧朝倉家住宅、個人のマンションや住宅の敷地です。
実は、近所にこんなに広い面積の緑地や樹木がありました。
あとは、西を流れる目黒川から“巣材”となる泥を運んでいるのかもしれません。

車がひっきりなしに通り過ぎる騒がしい都会でも、
ツバメの子育てに必要な要素がそろっているのですね。

普段、何気なく通過する場所の小さな命の営みから、ふかんで街を見てみると、
様々な発見にもつながりそうです。
街の作りや地形も想像できて、涼しくなってからのお散歩に役立つかも。

今回、案内をして頂いたのは、ハリウッドランチマーケット(聖林公司さん)の荒木さんと
職場仲間のお二人。
荒木さんのお話しによると、ツバメが初めてやって来たのは5年前。

tsubameminna.jpg
(荒木さんたちと、普及室と保護室のメンバー。ひなこはカメラマンだよ)

でも残念ながら、その年はカラスに襲われてしまい(カラスも必死です!)しばらく、
ツバメがやって来なかったそうです。
ちょっとした工夫をされて、ここ2年は、この場所でツバメが子育てをしているとのこと。
最近は、巣が落とされてしまうこともある中、荒木さんたちの優しい眼差しも、
ツバメたちの子育ての一翼を担っています。

今年は、日本中が暑い夏になっています。
また、7月の西日本を中心にした豪雨で被害にあわれた皆様、避難生活を余儀なくされた皆様の心中は察するに余りあります。

空を舞うツバメや鳥たちを見て、少しでも毎日の励みになりますように…。
一日も早く、もとの生活に戻れますよう、心よりお祈り申し上げます。


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あなたの街のツバメの子育て事情・・・教えて下さい。

日本野鳥の会では、「ツバメの子育て状況調査」を行っています。
WEBから気軽に参加出来ますので、ぜひご協力ください!
https://tsubame.torimikke.net/
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巣立ったツバメたちはどこへ行くの?

「ツバメのねぐら入り観察会」の情報はこちら
https://www.wbsj.org/activity/event/swallow-roost-observation/
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posted by 野鳥ひなこ at 14:16| ツバメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月01日

北関東 ツバメのねぐら情報(群馬県伊勢崎市)

暑い!
とにかく暑い日が続いていますね。
みなさん、いかがお過ごしですか?

今回は北関東のツバメのねぐら入り観察におすすめのスポットをご紹介。


場所は、群馬県伊勢崎市
普及室のTさんが写真や動画と共に詳しくご案内
夏休みを利用して、お出かけしてみてはいかがでしょう。



群馬県伊勢崎インターチェンジのツバメのねぐらに行ってきました。

昨年、当会スタッフがたまたま目撃したツバメのねぐらに、
ピークであろうこの時期7/30に行ってきました。

場所は、北関東自動車道の伊勢崎インターチェンジ横。
伊勢崎インターチェンジを太田方面(東行き)に出てすぐ左手のヨシ原です。
「三和」という信号付近で、セブンイレブン伊勢崎三和町店さんの目の前です。


2ヘクタールくらいの小さな遊水地にヨシが繁茂しています。

P7300280.JPG

交通量が多い道路に囲まれていて、騒がしい場所ですが、
ツバメたちにとっては数少ない貴重なヨシ原なのでしょうか。

午後6時半を過ぎると、この小さなヨシ原に、万の単位のツバメたちが集まってきます。




上空をものすごい数で飛び回る姿や、ヨシ原の低空を高速で飛びまわる姿は圧巻です

午後7時を過ぎると、どんどんヨシにとまりはじめ、7時半にはねぐら入りは終了しました。


(ツバメの白いおなかや首の赤い部分が見えますね)

一見良好なヨシ原ですが、一部、外来の植物入ってきています。
できれば早めに除去し、良好な状況にしておきたいのですが・・・。

お近くにお住いの方、帰省の帰り道など、ぜひ行ってみてください。
素晴らしい景色を楽しめます。

注意
周辺は交通量の多い場所です。くれぐれもお気を付けください。




ツバメやねぐらことをまとめた「ツバメのねぐらマップ」無料でプレゼント中。
ご希望の方はこちら!



https://www.wbsj.org/activity/spread-and-education/supervisor-and-lending/swallow-roost-map/








posted by 野鳥ひなこ at 13:16| ツバメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月10日

東京近郊 ツバメのねぐら情報 続編(大田区・多摩川六郷土手)

前回のツバメのねぐら入りの観察から1カ月ほど経ったので、
その後の様子を見に、再び多摩川の下流にある六郷土手に行って来ました。
夕方に五反田の事務所を出た時はうだるような暑さでしたが、
京浜急行の「六郷土手」駅で降り、土手に上がると……
あれ??涼しい!?
とても心地よい風が吹いていました!!
東京とは思えない広大な風景と、止むことなく吹き続ける心地良い風に、
心が洗われる思いです。
(この日はこの風のおかげで蚊に刺されずにすみました
DSC_2697.JPG

暗くなってから川岸を歩くのは危険です。
まだ明るい内に観察ポイントに着いて、ツバメたちが帰ってくるまで、
しばし川沿いの護岸で待ちます。
普段の探鳥だと帰り始める時間から見る、
アオサギ、カルガモ、イソシギなどの行動をワイワイ言いながら観察している内に、
だんだんと暗くなってきました。

ツバメたちがねぐらとしている対岸にある水色の水門の方向を見てみたら…
いましたいましたっ!!

まるで昆虫のようにツバメが飛び交っている様子を観察することができました。
動画では伝わりにくいのですが、その量とスピードには圧倒されます。
少しでも多くの皆さんに見て頂きたい光景です。

肉眼での観察が難しくなってきた頃、
空にはツバメの変わりにアブラコウモリが舞い始めました。
IMG_5804.JPG
辺りがすっかり暗くなって、私たちも自分たちのねぐらに帰ることにしました。
これからもっともっとツバメたちは増えていくことでしょう。
またピークの時に会いに来るのが本当に楽しみです!!

【ツバメのねぐら入りの観察にあたってのご注意】
遅い時間からの観察になりますので、怪我や事故、
そして犯罪に巻き込まれたりしないように十分にお気をつけて頂きながら、
皆さんも是非、六郷土手に集まるツバメたちに会いに行ってやって下さい。
もっと涼しくなってからどうぞ、と言いたいとことですが、
秋になると南に帰ってしまうツバメたち、
ねぐら入りが観察できるのは8月いっぱいくらいまでなのでご注意ください。
また、観察場所までの行き方、持ち物と注意事項はこちらに詳しく書いてありますので、
ぜひ参考になさって下さいね!!
http://wildbirdfkg.seesaa.net/article/tamagawa_negura2018.html
posted by 野鳥ひなこ at 16:04| ツバメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする