2015年04月22日

安西さんの講座のお知らせ

先日の通勤途中のこと、メジロのさえずりに混じってオオルリのさえずりが聞こえ
てくるではありませんか。ただ、そこはモズがいたこともあるのでモズの鳴き真似かも
知れず、姿を確認すべく探しました。が、伸び始めた若葉の影でわかりませんでし
た。
さて、20年以上続けてきたNHKラジオの毎週日曜朝の解説役は3月で終えました
が、私の講演、連載などの予定は当会ホームページにて月ごとに掲載しています。4
月分は掲載済みなので、5月に私が講師を務める2件を紹介させていただきます。

<1> 野鳥の楽しみ方 春編(朝日カルチャーセンター新宿)

野鳥はペアになって子育てというドラマを展開します。これからあなたが出会う鳥
はお父さんかお母さんか、その子供のはず…。バードウォッチングで野鳥の暮らしを
知ると、親子に気づき、命や環境に想いを馳せることもできます。自然の楽しみ方
の基礎から応用までお話し(5月7日13〜15時)、野外編(6月11日)では緑深い明治
神宮をご案内致します。

IMG_6885.JPG
写真:明治神宮のヤマガラ(撮影:林山雅子)

講座内容の詳細・申し込み方法はコチラ →
https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/1bd20ddc-d44a-af2b-7571-54cf2a037e7e

<2>「野鳥に託す文化としての環境思想」

当会の評議員でもある原剛氏(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科名誉教授)が
主宰する「早稲田環境塾研究会」の第8期第3講が「看空追影―探鳥と現代に問う―」
を課題に4月22日から18時30分〜20時、早稲田大学西早稲田キャンパスで開講しま
す。第2回(5月14日)「スズメの少子化、カラ スのいじめ」や第4回(5月28日)
「看空追影―探鳥を現代に問う―」シンポジウム&懇親会などに出させていただくこ
とになりました。

講座内容の詳細・申し込み方法はコチラ →
http://waseda-ecoschool.jp/jp/archives/467

以上、日本野鳥の会 主席研究員 安西 英明でした。

posted by 野鳥ひなこ at 17:50| 安西主席研究員の自然日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月27日

スズメの嘴の謎

日経新聞の連載(紙面:野の調べ、ウェブ版:生きものがたり)で、
11月(22日掲載)は、紅葉と落葉にふれました。

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私たち動物を支える光合成を終えた葉が、散り行く前に色づいてもくれる
のだから、有難うと言いたい。
冬芽という形で、もう来春の準備が整えられていることに感謝するのは
冬を乗り越えてからとして、茂った緑の陰で姿を見難かった鳥たちが
次第に見やすくなることでも嬉しい季節と言える。
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通勤時でもサクラやイチョウの赤や黄が日々深まり、
早いものは散り始めていますが、草紅葉と呼ばれる草の葉の色づきにも
鮮やかなものがあります。
中でも山手線沿いの壁に這うヤマノイモの黄葉が私の楽しみ。
都市部の色づきは郊外ほどではないのが一般的ですが、ヤマノイモの場合は
何故か町の中でも美しい黄色になるように思えます。

しばしば野鳥の写真を送ってくださる神奈川の金子精一さんのスズメの写真を借りて、
現在、図鑑の改訂作業で悩んでいるこの時期のスズメについて書きます。

19.jpg

嘴の色に注目していただけませんか?
春夏は黒い嘴の付け根が淡くなっています。
若いのか、冬羽なのか、諸説ありますが、よくわかりません。
これまで気にしてきた範囲では、淡くないものもいるようですが、微妙に淡いものもいます。
ほとんど付け根まで黒いものは、都市部ほど多いように思えます。
また、早春になると真っ黒いものが増えてきます。

P1700209修正.jpg

人の視線に敏感なスズメをじっくり観察するのは案外難しいのですが、
翼に見える白い帯も気にしてみましょう。
風切羽を覆う雨覆羽は、初列・大・中・小と区分されますが、
そのうち大雨覆と中雨覆と呼ばれる各羽毛の先が白いのが2列に帯に見えます。
小雨覆は美しい栗色をしていますが、肩羽の下になってよく見えないことが多い
かも知れません。

日経電子版「生きものがたり」は、こちらから:
http://www.nikkei.com/life/living/page/?uah=DF020420131542


posted by 野鳥ひなこ at 17:56| 安西主席研究員の自然日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月21日

秋の楽しみ

秋を寂しいとは思わない。
鳥たちは来春の繁殖期を迎えるために冬を生きのびるべく、
北から南へ、山から里へと移動中だ・・・

日経新聞の連載(25日掲載予定)で、
これから聞かれるウグイスの声について、さらに
「ヒバリもこの季節はビルッ、ビルッと地味な声しか出さないが、
朝に空からその声が降ってくることがある」のほか
「女心と秋の空は、晩秋になっても油断ならない」として、
11月にかけて、朝、移動中の声を聞くことができる鳥たちを続けて紹介しました。
この連載は日経電子版で見られます。
http://www.nikkei.com/でライフ→くらし→生きものがたり)

20年以上続けているNHKラジオ日曜朝の番組でも、
10月は「秋の深まり」、11月は「どこから来たの?」をテーマに、
鳥たちの秋の移動を取り上げます。
(こちらも過去の放送をネットで聞くことができます。)
http://www.nhk.or.jp/r-asa/kisetsu.html

10月26日の放送は冬鳥のジョウビタキの声を軸に、すでに収録しました。
冷たくなった空気に響く「ヒッ、ヒッ」という声に気づけば、
「身近でも見られる野鳥で最も美しい」とも言われる姿を見られるかも知れません。
雌では鮮やかなオレンジ色がお尻だけ、そこが見えない限りは地味な姿ですが、
「このワンポイントが慎ましくてよい」とか「チラリズムがよい」とか、
「模様がないだけに雄よりも眼がクリクリしていて可愛い」などと言う人もいます。

ジョウビタキD1212076.jpg

紹介が続いて恐縮ですが、掛下尚一郎(当会が受託運営をしている横浜自然観察の森
レンジャー)によるジョウビタキ(雄)の写真を借りて宣伝中の講座が、
朝日カルチャー新宿「野鳥の楽しみ方 秋編」で、11月6日、13日(13〜15時)です。
問い合わせと詳細は以下の通りです。
TEL 03-3344-1946
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=260436&userflg=0

posted by 野鳥ひなこ at 10:35| 安西主席研究員の自然日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする