日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに
掲載されている野鳥について紹介します。
7月の鳥は、ホオアカです。

撮影者/大塚 和徳
撮影場所/長野県諏訪市
3月のホオジロと、ぱっと見たときの印象は似ていますが
名前の通り、頬が赤茶色をしています。
スズメくらいの大きさで、今の季節は、主に東日本の草原や高原で見られる鳥です。
秋冬になると、西日本の草地で見られやすくなります。
私がこの鳥を初めて知ったのは、学生時代に先輩たちと富士山の中腹の高原に行ったときでした。
先輩から
「ホオアカがいるよ。」
と教えてもらい、まだ自分の家の周りにいる鳥しか知らなかった私は、
ホオアカって何…?と思いながら望遠鏡をのぞかせてもらいました。
見えたのは一瞬だけでしたが、名前の通りほっぺたが赤い!のと、
特別派手というわけではありませんが、茶色や白、こげ茶や赤茶色の模様が綺麗で、
こんな鳥が日本にいるのか〜と、とても印象に残ったのを覚えています。
それ以来、草原に行くとまずホオアカを探すようになりました。
見たときに驚きがあったり、新しい発見があった鳥は、印象に残るものですね。
これは富士山での話でしたが、思い返してみると、
そういった経験は自分の家の周りでもいろいろとあったなと思います。
たまたま、目の前の枝にエナガがとまった、とか、
自宅の玄関のすぐ近くの木で、ヒヨドリが巣をつくった、とか。
みなさまにとって、印象に残っている思い出の鳥はどんな鳥ですか?
ちなみに、街中でも見られるヒヨドリのほっぺたも、ホオアカと同じような色をしています。
機会があったらぜひ、注目してみてくださいね。
以上、スタッフIでした。
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