2017年06月02日

「ツバメが巣を作った」

「ツバメが巣を作った---A湘南発祥の地編」

“ちょっと嬉しい事。今日はいいお天気”


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今回、「ツバメが巣を作った」のは、周辺の目まぐるしい変化を横目に、
凛とした雰囲気が漂う神奈川県の大磯町です。

ここに、夫婦と1匹のビーグル犬(クリス)で住み始めたのは8年前。
結婚して3年目の時でした。

「ツバメは…確か、2014年。初めて来たから嬉しくてSNSにアップしたの。」

そう話すのは大磯町出身、奥様のユカコさん。
そして、スマートフォンの画面を見せてくれました。
その投稿には、自宅近くの電線に止まるツバメの写真と共に、こんなコメントを載せていました。

”ちょっと嬉しい事。今日はいいお天気。我が家、ムクドリはよく来るけど、今年は初めてツバメが巣を作りに来ました。無事に卵から孵って巣立って欲しいな”  ------ユカコさんのSNSから引用


「この家を建ててから、いつか来てほしいなぁと思っていて、どうしたら巣を作ってくれるかなぁと
友人に聞いたりして、台とかも付けてみたけどなかなか来なくて…。
だから3年前に来たときは嬉しかったなぁ。」

空を見上げながらユカコさんは声を弾ませます。

「今年も作り始めている。二階の窓に近いから、その窓からちょっと覗いたら、
ツバメに怒られた!(笑)
だから、もう覗いてない。でも気になるの〜(笑)
まだ卵は産んでないのかなぁ。」

庭から自宅の外壁を覗きこむと、屋根の近いところに巣があります。

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「去年のやつに、足しているでしょ。色がちょっと違うよね。」
ツバメの巣がツートンカラー、去年の巣に高さを足しています。

「この辺りのお家は工夫していて、玄関に巣を作られるのはちょっとなぁ〜ってお家は
そこに来られないようにしていて。
でも家の外側はウエルカム!!みたいに、色々とあります。」

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ツバメが自宅に巣を作るようになってから、

「今まで何気なく歩いていたけど、こんなに鳥の声がするんだなぁ」

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と、愛犬の散歩中も気付く事が多いと二人は話してくれました。

「ここはね、横浜よりも30秒くらいゆっくりしている」 と笑うのは、ご主人のフミさん。

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以前、仕事の関係で2人は横浜市内に住んでいました。
忙しい日々…時には体調を崩すこともありました。
「お互いに心配をかけたくない…」
優しさが空回りする時期もありました。

“もう少し、のんびりした暮らしがしたい”
“愛犬のクリスが走り回れる所があったらなぁ”
“家を取り囲む庭があったらいいなぁ”
“縁側が欲しいなぁ”

そこで二人は、休日をどう過ごすかを考え始めたのです。
「通勤に時間はかかるけど、まぁ(電車に)乗ってしまえばね」と、
少し職場から離れたユカコさんの地元へ引っ越すことを決めました。

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「もちろん、(ツバメを)歓迎している人も、していない人もいるとは思うんだけど、
こんな風に戻って来てくれるなんて嬉しい。」

と、二人は言います。

たまたま出会った私たちとツバメ。
海風吹くここにも、やって来ました。
新緑の中、スイスイと飛ぶ姿は、私たちと同じように心地よい場所を探しているのかもしれません。

次の休日に、あなたも空を見上げてみませんか?

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posted by 野鳥ひなこ at 14:33| ツバメ2017 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする