2015年06月25日

NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部の活動

鳥取県支部の研修会で講演するため、6月20-21日に鳥取県に行ってきました。

今回訪れた鳥取県の西部は、斐伊川(ひいかわ)の河口にあたる中海(なかうみ)や
日本海、少し内陸には大山という1,700mほどの山がある、
多様な自然環境に恵まれた場所です。

20日は、中海の干拓事業に伴う自然保護活動によって誕生した米子水鳥公園や、
鳥取県支部がブッポウソウの保護活動の一環で巣箱をかけている南部町を
案内していただきました。

ブッポウソウは、夏に日本に渡ってくる鳥で、カナブンやトンボなど昆虫を食べます。
日本における繁殖地は極めて局地的。
嘴と足は赤く、体は青緑色で、南国を感じさせる鳥でした。(写真は以下から)
http://www.birdfan.net/pg/kind/ord15/fam1502/spe150200/

21日の午前中には、「大山オオタカの森」で開催されたの探鳥会(鳥取県支部主催)に
参加しました。
この場所にはかつてリゾート開発計画が持ち上がりましたが、
オオタカの生息場所であったことから、県民や支部の反対運動などにより中止に導かれました。
その後、鳥取県が買い取り、「オオタカの森」として整備されて今年で10年になります。

探鳥会には約40名が参加され、キビタキやカッコウなどの美しい声を堪能したり、
ゴジュウカラ、シジュウカラ、メジロなどの混群を観察しました。

探鳥会には、家族連れも多く参加されていました。
鳥の姿はなかなか見えないなか、子どもたちは、リーダーがクズやサルトリイバラの葉を
使って鳴らす音や、アカガエルやザトウムシの登場に夢中になっていました。

DSCN1839.JPG
オオタカの古巣を観察中。

遠くから訪れると、豊かな自然に心洗われる気持ちになりますが、
長くその場所を観察している支部の方たちのお話によると、
大山山麓で観察される野鳥の数は年々減っていたり、オオタカの森の近くに
メガソーラー建設計画があったりと決して心穏やかなものではありません。

しかし、次の世代に貴重な自然を残そうと取り組むの支部の方たちがいて、
ほかの団体とも協力しながら、子どもたちを対象としたクラブでの講師対応などを続け、
鳥取には、自然が好きな子どもたちや家族たちがたくさんいることを知ることができて、
希望を感じる訪問になりました。

☆鳥取県支部の探鳥会情報は以下からご覧いただけます。
7月12日(日)には、ブッポウソウの観察会が開催されます。
http://www.toritorihp.or.jp/sub2.html
お近くの方はぜひ参加してみてください。


posted by 野鳥ひなこ at 18:19| 支部の活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする