2019年06月13日

野鳥の子育て応援キャンペーン 実施中! 〜絵本のご紹介〜


日本野鳥の会では、ただいま
「野鳥の子育て応援(ヒナを拾わないで)キャンペーン」を実施しています。

6月に入り、街中ではツバメやムクドリの巣立ちビナが見られるようになってきました。
巣立ったヒナの近くでは、親鳥が見守っているかも。
ヒナが巣の中にいるとき、親鳥はせっせとヒナのお世話をしますが、
ヒナが巣立ったあとも、親鳥はヒナと一緒に過ごし、
飛び方やエサの取り方など、自然の中で生きていく方法を教えます。
野鳥のヒナにとって、巣立ったあとに親鳥と一緒にいる時間は、とても大切なのです。

そんな様子を、わかりやすく伝える絵本を紹介します。
それは…「ぼくとりなんだ」です。

最新表紙 ぼくとりなんだ_web.jpg

地面にいる巣立ちビナと、それを見つけた男の子。
ヒナは、巣の中にいるときに、お母さんとお父さんがたくさんお世話をしてくれていたこと、
今も、お母さんが近くで見守ってくれていることを語りかけます。

字付ぼくとりなんだ_p02-03-.jpg

ヒナがいきいきと成長していく様子をたどっていくうちに、
私たち人間と、鳥たちとの関わり方について考えたくなる絵本です。
最後には「ヒナはどのように育つの?」などのQ&Aコーナーもあります。

この絵本は、全国の書店でお取り寄せできます。
多くの方にお手に取っていただけますと幸いです。
幼稚園や保育園、学校や子ども会などでの読み聞かせにもぜひ、ご活用ください。

絵本『ぼくとりなんだ』 作・絵:和歌山静子 発行:日本野鳥の会
http://www.birdshop.jp/fs/wildbird/gd2623

★☆★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
当会HP「野鳥の子育て応援(ヒナを拾わないで)キャンペーン」
特集ページはこちら↓
https://www.wbsj.org/activity/spread-and-education/hina-can/

posted by 野鳥ひなこ at 15:22| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月07日

今月の鳥「コヨシキリ」

日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに掲載されている野鳥について紹介します。
6月の鳥は、またオオヨシキリ…?ではなく、コヨシキリです。

6月_コヨシキリ.jpg
撮影者/宮彰男
撮影場所/青森県おいらせ町

5月のオオヨシキリとどこが違うの?変わりばえがしない…なんて思う方もいるかも知れませんね。
識別については図鑑にも載っているので、今回は印象についてのお話を。

私がこの2種を知ったのは学生の時。
決まったルートを歩きながら鳥をカウントする、ラインセンサスという調査に参加したときでした。
ルートの川沿いには広大なヨシ原が広がり、そこにはオオヨシキリ、コヨシキリの他に、ホオアカ、コジュリン、オオジュリン、アオジ、オオセッカといった小鳥がたくさんいます。
広大な枯れヨシの中、小さな鳥を見つけるには鳴き声が頼り。まだ鳥のことは全然詳しくなかった私ですが、苦労せずあっという間に覚えたのがオオヨシキリでした。

一方で、最後までよくわからなかったのがコヨシキリ。
鳴き方にレパートリーが多く、鳴き声が覚えられなかった上に、見た目も地味で目視で確認するのも大変でした。
ギョギョシ、ギョギョシというオオヨシキリの鳴き声は、はいはい、わかったよ、と言いたくなるほど自己主張が強く感じられます。(先月の安西さんの解説でも、かしましくさえずる、とありましたね。)本当に覚えやすい声なので是非覚えてみてください。

そして、そんなオオヨシキリを知ればこそ、コヨシキリとの違いがよくわかると思います。
5月のオオヨシキリは、紫色の花と濃い緑を背景に、写真中央上方で真っ赤な口の中を見せてさえずる、力強い雰囲気。
6月のコヨシキリは、青空と黄色い花の中、写真中央よりやや右下で黄色い口の中を見せてさえずる柔らかい雰囲気。
同じような背景でオオヨシキリとコヨシキリが逆だったら、なんか違うなあと私は思います。
この2枚の写真は、まさに2種の雰囲気を表していると思うのですが、いかがでしょう?

「小鳥」「さえずり」というと森林を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、草地にもたくさんの小鳥たちがすんでおり、にぎやかなさえずりを聞くことができます。
カレンダーの写真から、野鳥にとって大切な環境は森林だけではないことを知っていただけたら嬉しいです。

以上、スタッフHでした。
posted by 野鳥ひなこ at 13:21| 今月の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月03日

野鳥の子育て応援キャンペーン 実施中!

日本野鳥の会では、ただいま
「野鳥の子育て応援(ヒナを拾わないで)キャンペーン」を
実施しています。

ヒナ2019.jpg

地面にいる鳥のヒナを、見つけたことはありますか?
頼りなく見えて、つい心配になってしまいますが
多くの場合、親鳥が近くで見守っています。
ヒナは、巣立った後もしばらくの間は親鳥と過ごし、
エサのとり方や飛び方を覚えるからです。

地面にいる巣立ちヒナを見つけたら、その場を離れることが
自然の中でそのヒナが生きていくための、手助けになるかもしれません。

…と、書くと簡単に聞こえてしまいますが、
実際に行動するのは一筋縄ではいきません。
私も以前、芝生の上で必死に鳴いているヒヨドリの巣立ちビナを見つけたときは、
思わず焦ってしましました。
普段みなさんに、野鳥のヒナを見守って、と呼びかけているのに…と、
自分のことながら驚いたのを覚えています。

だからこそ、みなさんも、地面にいる巣立ちヒナを見つけたときは
その場を離れることが野鳥の子育て応援につながることを、
記憶にとどめていただければ嬉しいです。

★「野鳥の子育て応援(ヒナを拾わないで)キャンペーン」
特集ページはこちら↓
当会HP 野鳥の子育て応援キャンペーン
https://www.wbsj.org/activity/spread-and-education/hina-can/

★『ヒナとの関わり方がわかるハンドブック』配布中!
地面にいるヒナを見つけたときの、場面ごとの対応の仕方がわかる冊子を作りました。
くわしくはこちら↓
当会HP 『ヒナとの関わり方がわかるハンドブック』をご活用ください
https://www.wbsj.org/activity/spread-and-education/hina-can/#handbook

posted by 野鳥ひなこ at 14:21| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする