2018年12月21日

都心でバードウォッチング 〜日比谷公園とお濠で〜

今回ご紹介するのは、
12/1に都心で開催されたイベント、
「日比谷公園とお濠でバードウォッチング」です。

バードウォッチング、といえば、
自然が豊かな海や山へ出かけるものと思っていませんか?

今回のフィールドは、タイトルの通り、日比谷公園と皇居のお濠。
丸の内の高層ビル群と霞が関の官庁街に囲まれた、まさに大都会です。

集合場所は、有楽町駅からほど近い、日比谷公園祝田門。
集合時刻の10時には、
親子連れからシニア層まで、幅広い年齢層の60名程が集まりました。
ほとんどがバードウォッチング初心者の方でした。

案内するのは、「日本野鳥の会東京」のリーダーたちです。

はじめに、皇居のお濠へ。

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皇居ランナーが元気に駆け抜けていくなか、われわれはのんびりバードウォッチング。
ちょうど、カワウやサギやカモの仲間の鳥たちが、水面で羽を広げたり、はづくろいをしたりと
ゆっくり休んでいました。

肉眼ではよく見えなくても、望遠鏡でのぞくと

「お尻の羽がふわふわしていてあたたかそうね〜」
「頭の後ろに、寝ぐせみたいな羽根がある!」など、

あちこちから、発見を伝え合う声が上がっていました。

次に日比谷公園へ移動し、池や林でバードウォッチングを。

RIMG1597.JPG

ちょうど紅葉の季節で、
もみじ狩りを楽しむ人で混雑する中をすり抜けながらのバードウォッチングです。
鮮やかな紅葉とともに、カルガモやハクセキレイなどを見つけて楽しみました。

RIMG1595.JPG

最後は、野外音楽ステージの近くに集合。
その日に見られた鳥を確認し、20種ほどが見られたことが分かりました。
リーダーによれば、カワセミもお濠や公園の池の常連さんとのことで、
「また来てみたい」と期待が高まりました!

参加した方にお話を聞いてみると、

「こんな都心で鳥が見られるなんて、思いませんでした。」

「世田谷からきましたが、家の周りの方が、むしろ自然が豊かに思えます。
 今日参加してみて、近所で鳥を探してみたいと思いました」

「もう終わっちゃうの〜?!」(小学生)

などの感想が聞かれました。


「ここにも鳥がいるかも?」そう思って歩けば、
どんな場所でもバードウォッチングのフィールドになる、ということを
実感できる、都心での探鳥会。

ぜひ、あなたも体験してみませんか?

日本野鳥の会東京の日比谷公園でのバードウォッチングは、
1月以降も予定されています。

※事前申込みが必要です。定員を超える申込の場合抽選となります。
詳しくはこちらをご覧ください。

●初心者向けバードウォッチング・イベント:関東(1月〜3月)
https://www.wbsj.org/activity/event/beginners-event/be-kanto-wtr/#tokyo



posted by 野鳥ひなこ at 14:14| 探鳥会参加報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月04日

今月の鳥「エナガ」

日本野鳥の会が発行する「ワイルドバード・カレンダー」
掲載されている野鳥について紹介します。
2018年12月の鳥はエナガ
12月_エナガ.JPG
撮影者:田中 かおり/撮影地:北海道札幌市
カレンダーのエナガは頭部が白い亜種シマエナガです。

エナガは全国に留鳥として分布。主に森林に生息しています。
最近は都市部でも林の中で見られるようになりました。
全長13.5p 体重6〜8g
エナガの姿を柄の長い柄杓(ひしゃく)に例えたのがエナガの名前の由来と言われており
全長のうち半分くらいは長い尾羽なので、体はスズメより小さい鳥です。
かわいらしいエナガの特徴のひとつである、ちょこんとした小さなくちばしは
小さなクモやアブラムシも上手に食べることができるのでとても便利です。

秋〜春は、10羽くらいの群れで生活し、わいわいと一緒に
仲良くエサ探しに飛び回る姿を見る事ができます。
ひとつの木に集まって一緒に食事をとる姿は、とてもかわいらしく癒されます。
繁殖期は他の種類よりすこし早めで、まだ寒い2月から巣作りを始めます。
巣が完成すると多くて12個ほどの卵を産み、雛が孵ると毎日親鳥は虫を捕まえて運びます。

エナガにはヘルパー行動(共同繁殖)がよく見られます。
これは親鳥以外の大人のエナガが子育てを手伝うというものです。
ヘルパー行動には、生存率が低いエナガが他の子育てを手伝うことによって
繁殖成功率をあげることができるという意味があります。
そして、この性質も高い割合で遺伝してきたものです。
また、繁殖に失敗した個体や群れの子孫のほかに 血縁のない他の縄張りからきたオスも
手伝いに加わることがあるということがわかっています。
ヘルパー行動は、昨年やその年生まれの若鳥が親鳥の子育てを手伝うことにより
経験を積むこともできるので 将来的にも自分の子育ての役に立つと言われています。

このように子育てを手伝う習慣は、バンやカケスなどの他の種類でも見られます。

エナガは、卵から孵って約20日で巣立ちを迎え
まだ寒さの残る早春の空に飛び立ちます。
その後無事に大人になれたエナガたちは、また群れを成して一年を過ごします。

エナガは日本中で普通に見られる鳥です。
私も春、とある埼玉県の緑豊かな公園でエナガを探しに行ったとき
ジュリジュリという特徴的な声をたどって一羽見つけると
近くに群れの仲間も見つけることができました。
小さくてすばしっこいので、バードウォッチング歴の浅い私ですとなかなか双眼鏡に
うまく収めることができませんでした。
その日のエナガは大忙しで、ホバリングしたり木をつっついたりする姿が
とても元気でたくましく感じました。
posted by 野鳥ひなこ at 14:39| 今月の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月05日

10/25ヨシ原保全作業に参加! 次回は11/12です。

10/25に、東京都府中市の多摩川河川敷で行われた、ヨシ原保全作業に参加してきました。

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この作業は、府中野鳥クラブ の活動で、
良好なヨシ原を取り戻そうと毎年行っているものです。

かつて、このヨシ原には、夏になると、
たくさんのツバメが集まり、壮大なねぐら入りの光景が繰り広げられていました。
しかし、ここ数年は、つる植物がヨシの上に覆いかぶさるように茂り、
ヨシの生育を阻害しています。

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そのため、ヨシ原に分け入って、繁茂するつる植物を取り除くのが今回のミッション。
総勢25名で行く手を阻むヨシやつる植物たちと格闘すること2時間余り。
終了時には、ゴミ袋にして100を超えるつるが取り除かれました。

作業後は、誰もかれもが、全身ほこりでまっしろけに。
グレーの長靴も色が変わりました。

IMG_20181025_120849.jpg

次回の作業、は11月12日(月)に予定されています。
来年ツバメがやってきてくれることを願って、参加してみませんか?

ご希望の方は、府中野鳥クラブのホームページをご覧ください。
http://fuchuyachou.sakura.ne.jp/hozen.html



posted by 野鳥ひなこ at 18:32| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする