2022年04月01日

ブログを移転しました。

いつも、当ブログをご覧いただきありがとうございます。
2022年4月1日より、以下のサイトへ移転いたしました。
今後とも、ご覧いただきますようお願いいたします。

https://wildbirdfkg.blogspot.com/

日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ
posted by 野鳥ひなこ at 12:32| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月04日

今月の鳥「カワセミ」

ワイルドバードカレンダー2022の野鳥を
紹介する「今月の鳥」、今回はカワセミを紹介します。
3月カワセミ.jpeg
撮影:田村 直也/撮影地:東京都

カワセミはバードウォッチャーの中でも人気が高い水辺の鳥の1種です。
鮮やかな水色の羽を持つことから宝石の「翡翠(ひすい)」と表現されたり、
小さい体ながら大きなくちばしで素早く魚を捉える
ハンターぶりが魅力的な野鳥です。

河川、湖沼、池などの水辺に生息し、都内でも
小川や公園の池で身近に観察できる野鳥です。
しかし素早く一直線に飛んでいくことが多く、
青くて小さいキラキラしたものが一直線に飛んでいった…と思ったら
カワセミだった、ということはよくあります。

私が初めてじっくりとカワセミを観察できたのは、
近所の大きめな公園の池でした。
その池の淵一帯はカワセミの生息地として知られたスポットで、
ちょうど春先に池の橋を渡っていたところ、
池の真ん中の岩から生えた木の枝の上で雄と雌が
少し距離を置いて向かい合っていたのです。

しばらくじっとしていた2羽のカワセミたち、
きれいな姿をじっくり観察できたのはとてもラッキーでした。

その時は特に目立った動きはなかったものの、
カワセミは求愛行動として雄から雌に魚を贈る“求愛給餌“を
行うことがあるようです。

今回のカレンダーの写真のように、枝にとまっているカワセミに
に立ち会うことができたら、ぜひじっくり観察してみてください。

ちなみに、カワセミの雄と雌はくちばしの色で見分けがつきます。
「ぬりえでバードウォッチング」のカワセミの絵では、
その特徴を感じることができますよ。
https://www.birdshop.jp/fs/wildbird/gd4116

以上、スタッフFでした。
posted by 野鳥ひなこ at 10:06| 今月の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月15日

今月の鳥「ヒレンジャク」

日本野鳥の会が発行するワイルドバード・カレンダーに
掲載されている野鳥について紹介します。

2月の鳥は、ヒレンジャクです。
2月ヒレンジャク - ブログ用.jpg
撮影:荒木康雄/撮影地:大阪府

ヒレンジャクは、スズメより少し大きな鳥で、日本には冬鳥として渡ってきます。
年によって飛来する数や移動の範囲に変動があり、出会えると嬉しい鳥の一つです。

ヒレンジャクによく似た鳥に、キレンジャクがいます。
どちらも同じような見た目ですが、ヒレンジャクは尾の先が緋(ひ)色、
キレンジャクは黄色をしていて見分けられます。

私がヒレンジャクを見たのは、ちょうど1年前の2月下旬でした。
ある日、家の前に出ると、電線に鳥が15羽ほど群れになってとまっていました。
はじめは、市街地で電線に群れている鳥、=ムクドリかな?と思いましたが、
「チリリリリ」「チリチリチリ」
と高く細い声が聴こえてきました。
何の鳥だろう、とよく見てみると、ヒレンジャクとキレンジャクの群れで
あることが分かりました。

電線のそばのお宅の庭には、赤い実のなったピラカンサの木がありました。
次の日に見ると、レンジャクたちは、ピラカンサの実を食べたり、また電線に戻ったり。そして数日すると姿を見掛けなくなり、実の無くなったピラカンサの木が残っていました。

また別の年にも、市街地の緑道でレンジャクを見たことがありました。
(ヒレンジャクであったかキレンジャクであったかは定かでありません)
そのときは、春に向かってもう少し温かくなった頃で、
おそらく繁殖地を目指して北に移動する途中だったのでしょう。
1羽が前を横切ってハナミズキの木にとまり、
見慣れない鳥に驚いたことを思い出します。

皆さんの近所でも、これから早春にかけて、レンジャクたちとの出会いが
あるかもしれません。
いつもと違う鳥がいないかな、と気にしてみてください。
posted by 野鳥ひなこ at 13:07| 今月の鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする